「静寂の刻」

「静寂の刻」 Nikon D200 AF Nikkor 28〜105mm56D F5.6 1/40 ISO200

霧の立つ森の中に射す朝の光は、とても暖かくゆったりと優しい光でした。
(木田 宏)

【選評】  田中 達也氏
雪深い場所では新緑を迎えてもなお残雪が多く、霧が辺りを低く立ちこめる光景を演出します。そんな霧を照らす木漏れ日に、ランダムに並んだブナの木々を重ね、温もりを感じさせる美しい風景を描いています。作者のうまさはポジション選びにあり、全ての木々の重なりを絶妙な間隔でバランスよく配置しています。さらに前景から遠景にかけてのシルエットを階調豊かに再現しています。この描写が柔らかさと温もりを引き出しています。
長野県飯山市・鍋倉高原  6月上旬 5:00頃

2012年 フォトコン 3月号
【中・上級コース】 ネイチャーフォトの部
入選

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